破急風光帖

 

★  日日行行(186)

2018.10.27 Permalink

* 昨夜に続いてソウルです。シンポジウムは二日間の日程を夕方に終了。ホテルの部屋で、切羽詰まった原稿を書いています。今回は観光はなし。空港からホテルに来て、会場とホテルのあいだを往復し、そして明日昼の飛行機で帰ります。

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★  日日行行(185)

2018.10.26 Permalink

* 夜の漢江(ハンガン)を見下ろしています。ソウルの龍山にある最近オープンした高層のホテルの27階。最初にソウルを訪れたときに、漢江に感動したことを思い出しますが、その河を見下ろす風景を楽しむことができるなんて。

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★  日日行行(184)

2018.10.20 Permalink

* 2009年1月27日という日付が入っています。これは、わたしがマルセル・デュシャンになった日です。福永一夫さんの写真集『ARTIST:1989-2018』が送られてきました。いっしょに1枚の写真も。この写真集、サブ・タイトルが「芸術家 森村泰昌の舞台裏」。90枚近くの森村さんの舞台裏の写真で構成されているのですが、5番目が、駒場のデュシャンの大ガラスの前で、デュシャンが裸体の女性とチェスをしている写真。そのデュシャンが、わたしです。

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★  日日行行(183)

2018.10.14 Permalink

* 昨日は、誰にも内緒でひとり新国立劇場に「魔笛」を観に行きました。先日、ポリーニこそ、わが生涯に随伴してくれたピアニストと書きましたが、その意味では、「魔笛」は間違いなく、わたしの人生に随伴したオペラです。この歳になると、そういうことを思ってしまいますね。音楽というのはそういうところがある。伴奏というのではないが、付き添ってくれるというか。

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★  日日行行(182)

2018.10.09 Permalink

* で、昨夜、青学の本田記念講堂で、坂本龍一さんと福岡伸一さんの対談でした。わたしは、開演前に控え室にお邪魔して、坂本さんと5分ばかりお話ししました。ひとつどうしても聞いておきたいことがあって、この機会にと。10年以上前に駒場に来ていただいて、銀杏の枯れ葉を敷き詰めた舞台で二人で対話をしました。それ以外にも、2、3度軌跡が交錯したことがありましたが、それ以来、ちゃんとお話しできたのは昨夜のこと。お話しできてよかったです。ちょっと胸がジーンとくる内容でした。

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★  日日行行(181)

2018.10.08 Permalink

* ピアニストの手。じっと凝視めていました。鍵盤からほとんど離れずに、まるで音を滑らかにさわっているかのようなのに、激しい音の雲がたちのぼり、なにかがほとばしる。76歳のピアニストの体からシューマンが、ショパンが現れる。

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★  日日行行(180)

2018.10.01 Permalink

* 颱風が接近するなか、昨日の午後、神保町の東方学会本部の会議室で、昨年末に亡くなった文化人類学者の渡辺公三さんをしのぶ会が開かれました。

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