破急風光帖

 

★  日日行行(256)

2019.08.13 Permalink

* 8月もはや半ばに近づいてきています。1日以降、ブログをアップしていませんが、明日からフランスへ行くので、前半の「まとめ」くらいしておきますか。

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★  日日行行(255)

2019.08.01 Permalink

* 「しっかりとした構造をそなえた作品よりは、むしろそれぞれの刻に貫かれた無数のメモがそのままアモルフな仕方で、曖昧に連関しあい、絡み合って、そこにーーおそらく書く者のコントロールを超えたーー奇妙にカオス的なひとつの場が開かれるというのが望ましいし、必要なのだ。なぜなら、われわれの生とはそのような、本質的に未完成であり、カオス的であるようなものだから」。

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★  日日行行(254)

2019.08.01 Permalink

* 「存在への愛、それは決して救済も、幸福も、希望も約束しはしない。だが、それでも、この愛には詩人の心を〈満ち足らせ〉るだけのものがあるのであり、またそれがなければ、詩人というひび割れた鐘は、〈鳴り響くシンバルにすぎない〉のである。この愛こそが、乏しき時代における、まさにただひとつの地上の愛chariteなのであり、そしてそれこそが、ボードレールのすべての詩が湛えているあの限りない〈優しさ〉の源なのである。/苦悩douleur と優しさdouceur と、ーーーーこうして、ボードレールの詩は、〈人間〉というものの紛れもない痕跡であり、その存在の絶えざる〈傷〉の光を発し続けているのである」

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