破急風光帖

 

★ 秋の旅日誌(8)

2015.09.28 Permalink

★ これが9月の旅の最後なのですが、オックスフォード/ロンドン/パリから帰って間もない、22日23日、連休中でしたが、対馬に行きました。

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★ 秋の旅日誌(7)

2015.09.17 Permalink

★ 今回の旅も終り、これから帰国の便に乗るためにロワシー空港に向かいます。今日は雨に降られました。朝、甘くみて傘を置いて出たので、びっしょりです。ルーブルでドラクロワを見て、考えていたことを確かめ、しかしあまりに多い観光客の、しかも団体ばかりでうんざりして、早々に退散。こういう世界的なアートコレクションというものの起源と歴史を考えないわけにはいきません。

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★ 秋の旅日誌(6)

2015.09.15 Permalink

 今朝、パリは快晴。まだまだ強い光がそれでも静かに街に降ってきています。昨日は、荒れ模様。驟雨と晴れ間の繰り返し。夕方、ドラクロアを観るために、サン・シュルピス寺院に行きましたが、晴れていたのに出てくると激しい雨。それが急ぎ足で通りすぎていきます。秋のポエジーが立ちのぼる広場ではありました。

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★ 秋の旅日誌(5)

2015.09.13 Permalink

昨日の土曜、ロンドン滞在の最後の日。最後もやはりアート、絵画です。コートルード・ギャラリーとブリティッシュ・ギャラリーで1日を費やしました。いや、事前に調査をして行ったわけでもなく、そのつもりもなかったのに、行き当たりばったりで行ったのでしたが、この夏に本文をどうにか書き終わった絵画論の教科書で触れたりもした作品にお目にかかることができて、ありがたいというか、ああ、この旅は、個人的には、絵画論の一応の脱稿に対応した絵画作品の現物を観る旅であったのだと納得してしまいました。

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★ 秋の旅日誌(4)

2015.09.12 Permalink

 ロンドンは昨日もとびきりの快晴。青空の下、まずはみなさんといっしょにテート・ブリテンへ。ここでは、ターナーを中心に、ウィリアム・ブレイク、コンスタブル、そしてまたベーコンなどを。ターナーの美しい水彩画に心奪われます。ターナーについて少しトークをする予定でしたが、問題提起だけ。あとはこちらのキュレーターの方とお茶をいただく親密な時間があって、こういうアレンジができるところが、このプログラムの素晴らしいところ。大石さんがもつ「友情」のネットワークがフルに活かされています。

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★ 秋の旅日記(3)

2015.09.11 Permalink

★ 日本は大雨だというのに、昨日のロンドンはまるでロンドンらしからぬ快晴。青空が広がり、秋の陽射しがいっぱいに差し込んでいました。

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★ 秋の旅日記(2)

2015.09.10 Permalink

★ で、現在はロンドンです。朝、7時半、頭上には青空が広がっています。寒いと言いたくなる気候。街を行く人たち、はやくもコートを着ている人たちもいます。秋、秋、秋。昨日は、Oxfordからそう遠くはない、チャーチルゆかりのBlenheim城にまず。広大な敷地に壮大な城と人工風景が展開する空間ですが、素晴らしいが、わたしにはちょっと退屈。

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★ 秋の旅日記 (1)

2015.09.09 Permalink

★ Oxfordの朝。メインストリートに面したBalliol Collegeの1階の部屋。大きいけれど、古い建物特有の陰気な雰囲気が立ち籠める空間。しかし、慣れてしまうとそう悪くはない。朝、6時。外では荷下ろしの車の音。中庭に出れば、おおきなブナや栗の樹、そのあいだの芝生に灰色の小さな栗鼠が走っているのですが。薄曇りの空、雨は降りそうもありません(一応、わたしの晴の運のおかげということになっています)。

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★ 風光三昧 (10)

2015.09.03 Permalink

★ 暑かった夏も終わり、いよいよ秋。若きランボーは、二十歳くらいだったので「もう秋か」でしたが、65歳のわたしは、「いよいよ」あるいは「とうとう」本格的な「秋」と呟かないわけにはいかない。Enfin l'automne!というわけです。

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★ 風光三昧 (9)

2015.09.01 Permalink

★ 高野山から降りてきて、8月21日(金)の夜、下北沢の書店B&Bで、セゾン現代美術館館長の難波英夫さんとともに、荒川修作さんについてのトークが開かれました。この春に水声社から刊行された荒川さんとわたしの対話集『幽霊の真理』をめぐるイベントです。

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