破急風光帖

 

★  日日行行(398)

2020.10.31 Permalink

* 10月も終り。10月終りの光、好きです。大好きな夏至の頃の光(とくにパリの)とは異なった突き刺さるような光、昔からそれに貫かれて「ゆえにわれあり」と再確認するのが、わたしの詩的なセレモニーだったかな。その刺し傷を抱えたまま、いよいよ明暗荒れ狂う激しいNovember Stepsへと突入ですね。

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★  日日行行(397)

2020.10.25 Permalink

* 10月10日からですから半月も間があいてしまいました。特に不調だったわけではなく、むしろ結構忙しく、いろいろな仕事(遠隔面接審査、TV収録、本郷でのEMP講義など)をこなした半月だったのですが、このブログへ(文字通りですが)「アップ」する感覚が湧いてこなかったんですね。

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★  日日行行(396)

2020.10.10 Permalink

* 昨夜は、六本木・森ビルのアカデミー・ヒルズの企画で、フィロゾフィカル・ダイアローグの第1回として、星野太さんと先日刊行の拙著『《人間》への過激な問いかけ』(煉獄のフランス現代哲学上)をひとつの軸にして2時間にわたる対話を行いました。星野さんとわたしは対面ですが、みなさんにはYouTubeで配信。200名を超える方が視聴してくださったようで、ありがとうございました。楽しかったです。話題はあちこちに跳びましたが、中心にあったのは、《人間》をどのようにとらえるか、ということでした。しかし、それには、わたしが意識できる次元とわたしには意識ができない次元(たとえば遺伝子でもいいのですが)があるわけで、わたしとしてはそのようなわたしが意識できない、わたしには現象しない、しかし「わたし」なるものをどのように「わたし」がつきあうのか、という「態度」の問題を語ろうとしたのですが、さあ、どう伝わりましたでしょうか。

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★  日日行行(395)

2020.10.01 Permalink

* 10月になりました。今週はなにかIn-Betweenという感じです。近所を散歩して、途中、農家のおばさんから、白菜2個茄子5個胡瓜2本薩摩芋1個じゃがいも一袋スダチ4個買って全部で950円!でした。遠い夕陽を見ながら、野菜が詰まった袋をもって歩いている。やっぱり「現役」ではなくなったからこそできることだなあ、とある種の感慨がありますね。

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