破急風光帖

 

★   日日行行 (75)

2017.02.23 Permalink

* 「わたしはカモメ」という科白を独白したら、ほんとうに白いカモメが一羽、頭上を数回旋回した。小豆島のいわゆる「エンジェル・ロード」の崖の上で。

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★  日日行行 (74)

2017.02.21 Permalink

* 気がつくと結構、間があいてしまってましたね。いまは、瀬戸内海の直島にいます。駒場のIHSのプログラムで院生たちとともに、豊島・直島・小豆島の研修ツアー中。黄昏の海を眺めながら、再開のキーボードを打つことにします。

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★  日日行行 (73)

2017.02.04 Permalink

* 立春。春らしい光がながれて、あふれて、うちよせてきます。

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☆  冬のfragment (4)

2017.02.03 Permalink

* 「本を読んでいると、ときおり、ある沈黙の声が光となってあらわれると言われている。明らかに、その声は本から生まれるのではない。だが、軀がそれを出すのでもない。その声は統辞のリズムを纏っており、そして言葉を響かせることなく、しかし喉、息、唇を動員する。・・・そう言われている。《そう言われている》、それが意味するのは、それが聞えてくることだということだ。しかし誰も本を聞きはしない。(パスカル・キニャール「光の書」)

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