破急風光帖

 

★  日日行行(394)

2020.09.26 Permalink

* 感傷、ノスタルジー。今週は、フランスの歌手ジュリエット・グレコさんの訃報に心を揺さぶられました。18歳から20歳頃、どれほど彼女の歌うシャンソンを聴いたことか。4曲しか入っていない小さなレコード。それを繰り返し何度も聴いてました。A面は「枯れ葉」それから「ロマンス」、B面は「聞かせてよ、愛の言葉を」と「パリの空の下」だったかな。とくに、「ロマンス」がわたしのテーマ・ソングでしたね。Paris qui n'est à personne est à toi si tu le veux...........

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★  日日行行(393)

2020.09.18 Permalink

* 昨日、『《人間》への過激な問いかけーー煉獄のフランス現代哲学(上)』(水声社)の見本を手にしました。書店に出るのは25日以降だと思いますが、4月からの仕事が実って一冊の本になったのは嬉しいです。下巻もなんとか年内に刊行したいと思っています。わたしとリオタール先生との写真などもアレンジしたり、パリ留学時代にとったノートをちらっとお見せしたりと、あくまでもわたしの「オデュッセイア」の記録です。そんなの意味があるの?と言われると答えに窮しますが、ひとつの過激な時代の痕跡を残しておきたいのですね。

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★  日日行行(392)

2020.09.13 Permalink

* 前ブログでご案内したアカデミー・ヒルズの星野太さんとの対談の正規の案内がアップされました。以下でご確認ください。今回は特別に無料になっています。ご興味の方はどうぞ。
 https://www.academyhills.com/seminar/detail/20201009.html

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★  日日行行(391)

2020.09.05 Permalink

* 秋の光が差し込んできます。横から差し込む強い光。わが存在がそれに刺し貫かれているという感覚がします。新しい季節がはじまった。それをポジティブに生きなければ・・・たとえ状況がカオスだとしても。いや、それならばこそ、いっそうそのように。

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★  日日行行(390)

2020.09.02 Permalink

* やっと9月になりました。秋の気配。いや、わたしの個人的感覚としてはひとつの区切りを刻んだような気がします。8月末、前回お話ししたひさしぶりの対面での講演のあと、今度はオンラインで数時間に及ぶ奨学金の面接をこなし、翌日月末の午後は、東大本郷の東洋文化研究所で中島隆博さんと対面で!3時間にわたる対談をしました(非公開で、内容はいずれブックレットになるとうかがっています)。

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