破急風光帖

 

★ 日日行行 (36)

2016.04.28 Permalink

 前回、海外から来た方との出会いのシリーズの最後と言ってしまいましたが、いや、まだ続く。昨日は、イタリアのローマから来た旧友Mario Vattaniさんとの夕食でした。

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★ 日日行行 (35)

2016.04.25 Permalink

 4月、シリーズのような海外からの研究者との対話の最後を飾るのが、ドミニック・レステルさん(パリ高等師範学校)。だいぶ前から来日していて慶應大学でもトークをなさったりしていたようですが、こちらの体調がイマイチだったので、お会いするのを延ばしていましたが、先週23日の土曜にようやく会って食事をともにしました。

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★ 日日行行 (34)

2016.04.21 Permalink

 サルターさんやクレマンさんらの講演を聴く前の16日の土曜ですが、じつはこの日が、わたしにとっては今月の特異日でした。

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★ 日日行行 (33)

2016.04.21 Permalink

 4月は海外からのお客さまと会う機会が多いです。17日の日曜日は、IHSのイベントでクリス・サルターさん(コンコルディア大学)、渡邊淳司さん(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)と駒場の池上高志さんら3名による英語のシンポジウムに聴衆として参加。おとなしくしていたつもりが、最後に池上さんの挑発を受けて、トーラスをめぐる「無限ゲーム」について質問したりしました。わたしにとっては、「無限小」の問題とも関連して、「時間」というものの根拠をたずねる哲学的な問いではありました。
 翌日18日は、ひさしぶりに昔のわたしの「舞台」でもあった東京デザインセンターに行って、そこでおこなわれた、ロンドンの芸術大学セントラル・セント・マーチン大学の学長、学部長らによるデザイン教育のプレゼンテーションをきいて、みなさんと会食。昨年、訪れたロンドンがオリンピック以降すっかり変わってしまっているのに驚いたことなどをベースに、都市とデザインについて楽しく会話をしました。
 さらに19日火曜には、今度は、仏語。日仏会館で行われたブルーノ・クレマンさん(パリ第8大学)の講演を聴きました。「哲学のフィギュール」という題。レトリックと哲学のあいだの係争を論じたものでしたが、これも最後に、引用があったレヴィナスのテクストをもとに、そこで言われている「自由」というようなイデーを「フィギュール」(二重の意味でです、もちろん)と見なせないか、というような挑発を投げてみたりした。
 これらどの回も、主催者・ホストという責任ある位置にいないので、気楽ですねえ。でも、英英仏の3番勝負は結構スリリングでおもしろかったです。
 でも、どこに行っても感じますが、数年前に較べて、若い人たちのこういう会への好奇心が低下していますね。ネット世代は、「生の人」のプレザンスというものを避ける傾向にある。でも、プレゼンスという情報に還元できない「無限小」のなかにこそ、真理というものはあるのですがね。他者への飽くことなき好奇心こそ人文科学のエネルギーの源なのですが・・・
 (写真は、サルターさんの会で、池上さんに質問しているわたし、立石はなさんの撮影です)。
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★ 日日行行 (32)

2016.04.21 Permalink

 九州の地震、心が痛みます。地球規模で大地のプレートが動く激動期に入ってきているような徴候。「危機」はいよいよ深刻化の度合いを深めているという実感がします。あらゆるレベルにおいて、備えなければならないという感覚。切迫が続いています。

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★ 日日行行 (31)

2016.04.15 Permalink

櫻も散って、緑が萌え出てきています。世界のなかで再生の時が渦巻いて立ち上がる季節、人間のほうは、この気の強さに圧倒されて、いささか鬱屈したりもする。わが萌え出る芽はどこにあるか、燃え上がる火はどこにあるか、と。

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★ 日日行行 (30)

2016.04.05 Permalink

 3月31日の奥付で、未来社からわたしの単著『オペラ戦後文化論1ーー肉体の暗き運命1945-1970』が刊行されました。

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★ 日日行行 (29)

2016.04.02 Permalink

すでに年度が変わって4月。櫻も満開。前回はパリでアップしたのでしたが、その後、ベルギーでテロが起き、それと同時に、(昨年11月のパリのテロのときもその日から10日間ほど不調になったのでしたが)、咳も出て、体調は低下。パリからは24日に帰国したのでしたが、寝込むほどではなくて、やるべきことは日々、こなしているの(26日にはNHKの収録もありました)のだけど、気持ちがついていかなかった。

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