★ 日日行行(238)
2019.04.29
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* 街はもうツツジが咲き乱れ、すっかり5月の気配。しかし、昨日からやって来ている標高1100メートルの山は、カラマツの冬木立がうっすらと淡い緑の下地を刷毛で一撫でした感覚。でも、その緑が、一晩でわずかに濃くなっているのが見てとれる。春が大地から吹き上がってくる。春は大地の季節。足元の枯れ草の蔭に菫の小さな紫がのぞいています。その「presque rien」(ほとんど無)の可憐に共感の微笑みを。 続きを読む |