★ 日日行行(679)
* 10月も終りです。 続きを読む |
* 昨日はひさしぶりに映画館に行きました。午後、渋谷で少し時間の余裕があって、調べたら、ユーロスペースでアンドレ・ブルトンのドキュメンタリー映像をやるというので、行ってみました。 続きを読む |
* では、留留吾吾(2) 清岡卓行の「氷った焔」ですね。長い詩ですが、10ある断章の9の後半です。 |
* 突然、なんの脈絡もなく、記憶の底なしの底から、詩の2行が浮かびあがります。 ああ麗はしい距離 「距離」には「デスタンス」とふりがあったけれど、わたしには「ディスタンス」。吉田一穂の詩ですね。タイトルは「母」で、このあとに「悲しみの彼方、母への / 捜り打つ夜半の再弱音(ピアニツシモ)」と続くのでしたが、浮かんだときには、後半2行は随いて来てはいなくて、ただ、遠い記憶の彼方から、その「麗しいディスタンス」を越えて戻ってくる言葉がある、そんなことを考えていたのでした。 日日行行、留留吾吾 もちろん、これはアポリネールの詩「ミラボー橋の下」Sous le pont Mirabeau(1912年)のルフラン 「日々は過ぎ行き わたしはとどまる」 Les jours s'en vont, je demeure を踏まえています。そうですね、わたしはいつも、レオ・フェレ作曲のこの詩を口ずさんでますね。 (この稿を、「留留吾吾」第1回としようかな?) |
* 秋らしくなってきました。前線の影響で湿気が多いですが・・・昨日は、神保町の学士会館で、日本証券奨学財団の懇談会が開かれ、依頼されて90分の講演をしました。 続きを読む |
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