破急風光帖

 

★  日日行行(670)

2024.06.26

* 結局、今年の夏至は、八ヶ岳の小屋ですごしました。翌日の土曜がよく晴れて、すてきな天気でした。その翌日に、今年も庭の手入れをしてくださった庭師の山ちゃんと恵子さん、さらに八ヶ岳にお住まいのご夫婦らとワイン会。みんなでシャンソンなどを歌ったりして、楽しい「夏の会」でした。

 でも、誤解があるといけないのですが、この小屋はとても小さな文字通り「小屋」で、けっして「別荘」ではありません。ゆっくりのんびりするための場所ではなく、むしろとても緊張する場所ですね。なにしろ、ロフトは、大天使ミカエルとガブリエルのステンドグラスが入った「シャペル」みたくなっているので(わたしはキリスト教徒ではないのですが・・・)そこに行くと、いつも、どうしてこんなものを作ってしまったのかなあ?と不思議に感じます。
 だから、よくわからないのですが、毎年、あのカラマツの森の谷間のなかの小さな小屋でいくつか夜をすごすのも、楽しみのためではなくて、なにかとのある種の契約のような感じがします。修行の場であるような・・・とはいえ、書くべき原稿はいっこうに進まないのですけれど・・・


↑ページの先頭へ