破急風光帖

 

★  日日行行(637)

2023.11.18

* またまた空いてしまいました。なかなかペースが戻ってきませんね。あまり報告することがないこともありますが・・・・

 結構、忙しくしています。前回ブログは11月1日でしたが、その後、東大EMPの講義(これははじめて拙著『君自身の哲学へ』をわたしなりに再読する試みをしてみました)、長年コメンテーターをやっているNHK「Cool Japan」の収録(テーマは「別れ」で、たしか12月24日夜の放映です)、15日には獨協大学の図書館での講演(ここでは、なんと英独仏のテクストを原語で読み上げるというパフォーマンスを披露?『星の王子さま』や『モモ』について語ったりしました)などの「仕事」とその打ち合わせのほかにも、13日は銀座で行われた『自由が丘画廊ものがたり』の刊行記念パーティでスピーチ(なにしろこの本のなかには、20代のわたしが登場していますので)など。
 しかもその間に、突然、理由なく、右腕の肘が痛みはじめ、八ヶ岳の山小屋に行ったのにもかかわらず、滞在わずか15時間で川崎にとって返し、医院へ行くことになったり。結局、痛みは、「石灰/カルシウム沈着による炎症」ということになり、テープを貼ったり、電気療法を受けたりという展開。いまではだいぶよくなっていますが、一時は、歯ブラシも箸もうまく使えないという状態でした。
 そして、今日も午後には渋谷で行われる奨学金の授与式に出席して、ここでもスピーチをすることになっています。
 当然、書くほうの仕事は停滞あるいは低迷。いったい自分は何を書くべきなのか、迷い続けていますね。霜月の風吹き荒れる今朝の青空・・・「野ざらしを心に風のしむ身かな」(芭蕉)ですかね、芭蕉はたしかこのとき41歳くらい・・・こちらは73歳・・・さらすべき「野」はどこにあるのか?・・・・心なき身にもあはれは知られけり・・・あはれ、あっぱれ、空晴れて・・・(なぜか、こうなりました)・・・線路は続くよ、どこまでも・・・


↑ページの先頭へ