破急風光帖

 

★  日日行行(631)

2023.09.09

* 今日は9月9日。このブログ「日日行行」とタイトルしたはずなのに、「日日」ではなく「月月」になってしまいそうです。「99」なら「休休」か、あるいは「窮窮」か。もともとこのブログ、「序破急」というなら、わが人生もう「序」はないね、と思って「破急風光帖」とタイトルしたのですが、これでは「破急」どころか、「窮窮止止」になりそう。というわけで、ちょっと無理しなくては・・・と思った次第です。秋ですし・・・

 でもなにを書くべきか。もともと自分の日常の情景を書こうという気持ちも、社会的な話題に反応して意見を述べようというつもりもなく・・・・ただただ「日日行行」という感覚を記しておこうと思っただけなので・・・でも、あえて今日という1日からなにか微小の痕跡を残しておこうとしたら何だろう?
 今日、抱えるようにして読んでいたのは、3000頁以上もある、フランス語版の「聖書」La Bible、Bayard社から2001年に刊行された新訳ですが、そのなかのHistoire de TOBIT(「トビト書」)でした。なぜ? まあ、天使ラファエルについてちょっと調べていて。とりわけ、(禁を破って遺体を埋葬した)トビトの眼のうえに「雀の糞」が落ちて、かれが盲目となる場面。あとで、息子のトビアスに魚の胆汁を塗ってもらって治癒するのですが。鳥の糞ー盲目ー魚の胆汁というこの思いがけない連鎖が興味深くて・・・・なんてことを書いても、読む人には意味ないですよね?
 でも、これがわたしの今日の「日日行行」。幸い、散歩しているときに、わたしには糞は落ちてきませんでした。雀なのか、小鳥の群が頭上を飛んで行きましたが・・・・


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