破急風光帖

 

★  日日行行(599)

2023.02.04

* 立春ですね。なにか花開くかな? 咲いたのは蘭でした。

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じつは3年前、青山学院大学を退職するときに行った最終講義パフォーマンスでみなさんからいただいた胡蝶蘭、豪華な花が、とても小さくなってしまいましたが、なんとそれからはじめて一輪咲いたのです。ときどき水をあげてただけでほかになにもしていないのですが・・・これぞ、わが立春にふさわしいですね。
 「存在のエラボレーション」を考える旅は、最近では、ボルヘスの70〜80歳代のかれの最後のナラティヴであるThe Book of Sand そしてShakespeare's Memoryのなかの短篇を1日ひとつ読んだりしています(手もとにあるのが英訳なんです)。ブエノスアイレスの「カフェ・トルトーニ」(ボルエスの像があるカフェです。詳細は拙著『知のオデュッセイア』第23歌をどうぞ)のことを思い出したりしながら・・「わたしもこういう短篇小説書いてみたいなあ」なんて思いながら・・・2月という月は誕生月ということもあるけれど、なにか精神があらたまるような感じがします・・・そこからどんな「兎」が飛び出すのやら・・・・


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