破急風光帖

 

★  日日行行(593)

2022.12.29

* 今週のはじめに、中延の隣町カフェというところに出向いて、そこで、だいまりこさんと対面で「未来に残す講義」の録画をしました。それは、今日の9時からyoutubeで公開ということらしいです。https://youtu.be/aXL2abSudR8 

 だいさんとはちょうど1年前に「存在とは何か(2)」のZoomをやって以来1年ぶりでした。今回は「存在とは何か(3)」ではなく、だいさんの問いにわたしが即興で応えるという趣向でした。
その内容は、どうぞyoutubeをごらんください。
 で、突然、話題が変わって「声/泪 十選(7)」になります。というのも、昨年の8月31日の夜、だいさんの呼びかけに応えて、9月1日に自殺する若い人が多いという悲しい事実に対応して、『若い人のための10冊の本』でも「死んではいけない!」と言っているわたしからなにか一言でも言おうとしたわけです。そのとき言葉だけでは足りないと、いっしょに歌を歌おうと言って、武満徹さんの作詞作曲の「明日ハ晴レカナ曇リカナ」を、なんとわたしも歌ったのでしたが、そのときかけたCDがわたしが大事にしている、石川セリさんの「翼」でした。セリさんの歌に合わせて、2番の「昨日ノ苦シミ 今日ノ悩ミ」までくると、押さえきれずに、わたし自身も泣いてしまいました。声/歌/泪・・・それも原点のひとつであったのだと思います。
 だからはじめから「十選」に入れるつもりでいたのです。でも、歌うと、武満さんがこれを歌っていた・・・というイメージも来るのですね・・・いくつものイメージが重なって・・・さあ、来年は晴れかな曇りかな・・・それとも嵐かな?(武満さん自身の作詞のほかの歌、「翼」、「小さな空」、「◯と△の歌」・・・これも散歩しながら、よく歌っていますね)。
 


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