破急風光帖

 

★  日日行行(581)

2022.11.26

* (前便への補足) 前のブログをアップして、たまたま床に山積みになっている本の山のいちばん上にあったのがシオランの『涙と聖者』(金井裕訳、紀伊國屋書店)だったので、つい手にとって開けてみた。

 そうしたら、そこには「『涙と音楽とを私は区別することができない』(ニーチェ)。この言葉の意味をただちに了解することのない者は、いまだかつて音楽に親しんだことのない者だ。およそ真の音楽は、楽園への悔恨から生まれたものである以上、例外なく涙に由来する」(31頁)という言葉が書いてありました。


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