★ 日日行行(572)
2022.10.12
* 昨日、海外から小さな封筒が届きました。開けてみたら、小さな本が2冊入っていました。一冊は、白い装丁のLE VIRTUOSE DE LA VIE、わが友、ブルガリアのボヤン・マンチェフさんの詩集です。中をあけると仏語の詩、Glenn Gouldという名前が踊っています。もう一冊は英語で、紫の表紙《tempus fugit》がタイトルです。
この紫の本、パラパラをあけてみたのですが、何枚か挿入されている写真の1枚にびっくり・・・なんと、わたしが写っているではないか。一面の書棚の前で、眼を瞑っているボヤンの横に同じように座り込んで、わたしはしかしカメラに向かって微笑んでいる!これはなに?するとそこからはじまる頁は、what is philosophy?というタイトルの章。ボヤンとわたしの対話が載っているのです。びっくりでした。
ちょうど昨日は、月末に、ある大学で哲学をめぐって特別講義をする打ち合わせもありました。
そうか、わたしもまたphilosopherのひとりではある。what is philosophy?数年前にソフィアでボヤンとともに語ったことを思い出して、それを語ってみようか、と思ったり。
しかし、ありがたい「不意打ち」でした。
来年はかならずやまた、ソフィアに行くぞ、と決意をあらたにしました。