破急風光帖

 

★  日日行行(564)

2022.08.31

* 8月の終りまであと1時間というところで、ブログをアップしておこうかなあ・・・と。

 となると、自分がやったことを書くしかなくなって・・・今日は、取手市の市民講座に招かれて、「激しさと静けさと」というタイトルで、200名以上の市民のみなさまを前に講演をしました。市長さんからの要請もあって、絵画を通して語るという趣向で、『絵画の冒険』(東京大学出版会)で取り上げたマネやゴッホの絵画を中心にしてお話ししました。先日は、前回ブログでお話ししたように、羽田空港近くの大きな設計会社で「建築」のトークをしました。建築に続いて絵画でしたが、一応、過去に書いた本があるので、それを元に話を組み立てることができます。そして、こういう機会を与えられて、過去の自分の本を読み返してみると、まあ、いつもある種、ヤスオ流ともいうべきスタイルになっていることに気が付かされます。「実存を読む」と言ったらいいか、そのようなクリティークのエクリチュール。まあ、あまり理解されないだろうけど、それ自体が、わが実存のあり方、スタイルではあったなあ、とどこか納得してしまいます。そういう機会が与えられることは、幸せですね。
 先週末には、Zoomででしたけど、ある財団の奨学生の面接の仕事なども入っていて、なんとか、全部こなせたことでほっとしています。さあ、すでに秋。どういう季節となるのかなあ・・・「真理」にとりつくことができるかしら・・・?


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