★ 日日行行(560)
2022.07.19
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* 6月に水声社から刊行していただいた拙著『クリスチャンにささやく』は、わたしの現代アート論集なのですが、ちょうどまんなかに、横尾忠則論がアレンジされていて、それが、「Y字形」の分岐「魔の辻」となっていました。その最後の文は「では、心の内側で交差するこの分岐の場所で、あなたはいったいどの道を行くのか。目の前の横断歩道をわたって、あなたはどうするのだろうか」でした。そのように・・・というわけでもないけれど、ひとつの本が指し示す運命のYの辻を、わたしも横切ったのかもしれません。 続きを読む |