破急風光帖

 

★  日日行行(539)

2022.03.25

* 月曜の「青」に続いて、昨日は「赤」でした、と言ってみようかな。ただ浮世絵の太田美術館で「赤」の展覧会を観ました、というだけですが。ミケル・バルセロと連れのタマルさんとわたしの三人での表参道ー原宿のぶらつき散歩の途中に立ち寄ったのでした。赤のエッセンスが凝縮されたいい展覧会でした。出てくると、桜がほころびはじめた空が真っ赤に見える・・・・なんちゃって。

 火曜の夜はあわただしかったので、少しゆっくりミケルと話をしたかったので、ガイドも兼ねておつきあいしたという次第ですが、その後、銀座で遅い夕食をともにして帰宅したのが、(2年ぶりかなあ?)深夜でしたので、いろいろな話ができました。プライベートなことから日本文化論(源氏物語、イサム・ノグチ、小津安二郎、大江健三郎・・・)、そして日本文化とアフリカ(マリ!)文化との連帯性に至るまで。こういうコミュニケーションを通じて友情が育っていくわけですから・・そしてミケルの芸術の本質をより深く感じられるようになるわけです。
 今日が、かれの展覧会の最終日。よかった、かれが日本に来れて!

 別件ですが、3月11日に京都芸術大学で行った荒川修作についての国際シンポジウムでの、わたしと池上さんとの基調対談の記録がYoutube で公開されました。冒頭、わたしが荒川修作に語りかける詩的(私的?)パフォーマンスを行っています。興味がある方はどうぞ。

https://www2.kansai-u.ac.jp/agx2022/program/day1/opening-dialogue/index_ja.php
 


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