破急風光帖

 

★  日日行行(529)

2022.02.10

* 前回、ワクチン接種をしたことを書きました。翌日、月曜日に少し発熱でした。といっても、普段から体温が低いので、37度前後でしたが、それでも日中は、ソファに横になることも。しかし、午後になって軽快しました。

 しかし、このmRNAによるワクチンというのは、ある意味では、衝撃的ですよね?われわれの眼にはまったく見えない「情報」を身体内に注入して、すると、身体内の免疫システムのなかに、あらたな「抗体」Antibodyが生み出される。ほとんど、「存在」とは、「自己」/「非自己」の揺れ動く動的システムであり、それは「情報」という微小なメッセンジャーによって創成される、というようなことになって、まるでこれまでの存在論哲学の全体的な見直しを突きつけてくるかのようではないですか。「意味」はどうなるのか?「存在と意味」はどうなるのか?これは、ある種の徹底してスマートなニヒリズムではないのか?つまり、ニヒリズムだけが、唯一、効果的であるのではないか?・・ いや、わたしは3回目のワクチンをうっているくらいですから、まったく「反ワクチン主義者」ではないのですが、にもかかわらず、ここに象徴されているような、なにか大きなプロブレマティックが世界を横切っていく、という感覚はもちますね。これは、「反対か、賛成か」といった「抗」のロジックで片がつくようなことではありません。「免疫」 Immmunité を超えて・・・「動かされない」状態・・・・などと妄想的思考が走るのは、これこそ「副反応」のひとつなのかもしれませんが、・・・・黄昏、外は霙・・・心はなかなか晴れあがりません。


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