破急風光帖

 

★  日日行行(515)

2021.12.07

* ここ1週間ほどは、『存在の冒険』のゲラ校正の日々。再校さらに三校と続きましたが、昨日でやっと校了となり、どうやら年末までに刊行となりそうです。ボードレールの写真をアレンジした不思議な装幀もあがってきました。今年はボードレール生誕200周年なのだそうですが、ボードレールの「傷」としての「存在」の「詩」を通した「冒険」をスケッチしたわたしの若書き、46年間の忘却から浮上します。

 その作業のさなか、先週末は、ひさしぶりにNHK(BS)の「Cool Japan」の収録がありました。今年はオリンピックもあったせいか、わたしは4回くらいしか出演していませんね。テーマは「染める」でしたが、新年2日の放送だそうです。新年だから、とこれもひさしぶりにネクタイしてみましたが・・・ほかの出演者はあまりそんな配慮はしていなかったかな?
 いずれにしても、2021年という年が終っていくという感慨がありますね。秋はすぎて、すでに冬。かつて50歳代の頃は、11月から12月にかけてのこの時期、毎年、喘息に苦しみ、文字通り息も絶え絶え、やっとの思いですごしていましたが、ストレスが少ないせいか、いまのほうが体調はいいように思います。薄い雲がいっぱいに広がる今日の空をながめながら、来し方行く末、ながめながめ・・・の籠の鳥・・・(という自動書記となりました!)


↑ページの先頭へ