破急風光帖

 

★  日日行行(496)

2021.10.07

* いま、午後6時すぎですが、まだ空は明るくブルーで、向かいの建物に夕陽が差してきています。今日はいい天気、秋の光がいっぱいの日でした。午前中は別の新しい原稿に向かっていましたが、昼すぎには(秘密の目的がなかったわけではないのですが)南西部のセーヌの河岸を散歩しました。ポルト・ド・サン・クルーからイエナまで。ミラボー橋のそばをとおり、もちろんそのときは「Sous le pont Mirabeau coule la Seine」と口ずさんだりして。あとで帰って歩数計を見たら1万3千歩以上でした。

 帰りに、近所の花屋に寄って、薔薇をください、と言ったら、店主のおやじが、何色?と言うから、赤かな、と答えたら、オレは赤には反対なんだよ、ピンクか白にしたら?と。ほんと、店に赤の薔薇はない。ピンクと白だけ。じゃ、そのピンクをちょうだいと、3ユーロ50で買ってきましたが、おもしろいねえ、こういうところがパリ。かれがなんで赤に反対かは知らないが、ピンクと白の薔薇は、なかなかいいものでした。
 自分の身体がパリになじんできたのを感じます。パリの日常ですね。観光しようという気は微塵もないので・・・
 


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