破急風光帖

 

★  日日行行(474)

2021.07.27

* 昨夜の代麻理子さんとの遠隔ダイアローグ、楽しかったです。いや、ただ楽しかったというだけではなく、代さんが、拙著『君自身の哲学へ』をほんとうに読んで受けとめてくださったのが感じられて、とてもとても嬉しかったです。この世に少なくともひとりは、あの本をほんとうに読んでくれた人がいた。書いてよかったなあ、と。これこそがわたしへの贈与でしたね。ギフトでした。

 ものを書いている人間にとって、それ以上の贈物なんてないんですね。わたしが書いた世界を、受けとめて、受け入れてくださった・・・それが昨夜の対話の核心だったと思います。
 「存在とは何か?」とわたしにきいてくれるなんて!なんとすてきなこと!それこそが、きっとあの本だけではなく、若い時から一貫してわたしの思考を貫いている「問い」なのだと、あらためて、思いましたので。そして、それは最後には、言葉をも超えることによってしか、触れることができないものなのだ・・・と。だから、ポエジーが必然となるわけなのですが・・・・
 じつは、昨日、昼間に「存在とは何か?」という問いについてあらためて考えていて、いくつか、まるで偶然のように浮かびあがった「ドット」があったのですが、結局、それをお話しする余裕はありませんでした。昨夜のトークの「形」は、「にもかかわらず、歓び」だったかもしれませんね。そして「動詞」かな?・・・いずれにしても、わたしには「感謝の一夜」でありました。
 
 
 


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