これは２０１３年の東大駒場でのシンポジウムのときに語った内容が元になっていました。そのとき、観世流のお家元 ・清和さんをお迎えして、わたしも羽織袴の姿で舞台に立ったのでした。懐かしいなあ。雑誌は、冒頭が、これもいっしょに放送大学などでお仕事もさせてもらった渡辺保先生のエッセイで、次がわたし。続いて、松岡さんと中沢新一さんとの対談。ほかにも、沖本幸子さん、横山太郎さんなど表象文化論の教え子にあたる方々の論考も。まさに「表象文化論」の一冊ですね。専門でもない、こういう領域についても書かせていただけたのが、まさに表象文化論でありました。

　（そういえば、もう一本、東大在職中に書いて、いまだに刊行されていない原稿がありますね。シモーヌ・ヴェイユについてのエッセイでしたが・・・）。