破急風光帖

 

★  日日行行(459)

2021.06.20

* 一昨日の六本木に続いて、今日は銀座。王子ホールのコンサートに行きました。AAR(難民を助ける会)のチャリティ・コンサートで、岩田恵子さんらフリューゲルカルテットによる「ベートーベンの弦楽四重奏」3曲。第1番、第4番、第10番。どれもはじめて聴く曲でしたが、第10番「ハープ」が特に素晴らしかったです。なにか、そこに湧き上がるune immmensité spirituelle (精神の広大さ)とでも言いましょうか。それにうたれます。

 この言葉は、じつは、ボードレールの言葉、もともとは「Rine qu'une immensité spirituelle!」というもので、2002年にロジェ・ラポルトの「Le Carnet posthume」(死後ノオト)で読んで以来、わたしの密やかなマキシムではあるのですが・・・そのようなものに触れることが、やはりますます貴重ですね。

 明日は夏至!そのせいもあるのか、今日の日没は、稀に見る、すさまじい迫力でした。
わたしの自宅のマンション(5階)の通路からの光景ですが、思わず脚が止まりました。

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