破急風光帖

 

★  日日行行(457)

2021.06.16

* 今朝は、ジルでした!一月ほど前(444)、ジャックが夢に出てきた、という話を書きましたが、今度は、ジル・ドゥルーズ!!

 やはりどこか、シンポジウムのような場所に行くと、そこに講演者のジル・ドゥルーズが来たところ。(トレードマークの黒いハットは被っていなかったですね)、はじまりまでに時間があるので、
かれが「海が見たい!」と言うので、わたしがしゃしゃり出て、「ぼく、フランス語できるので」とかなんとか言って、フランス語喋りながら、裏に案内すると、そこが港で、まるで造船所みたいな、またしてもカオス。そこからふたりで街のほうに降りていこうとして、するといつのまにまるで瓦礫の山のような空間をのぼっていく感じになって、埃が口に入り、咳き込んだところで目が覚めました。
 ドゥルーズのヴァンセーヌの講義に何回か出席したこともあるし、パリで講演会にも行ったりしていましたが、直接、話をしたことはない。それが、なんで夢にお出ましになるのか?

 わが無意識は不可解です。でも、パターンはいつも、シンポジウムとか講演会とか、そして背景がいつも「がらくたの混乱の街」、つまりこれがわたしの「無意識」なんでしょうね。まったくエロスのかけらもない!目が覚めて、なんでこうなんだろう?と考えて、そうだ、やっぱり、このUTCPをやっていた十数年というのは、わたしの「無意識」には相当のプレッシャーだったのではないか、と思いいたりました。あれから十年近く経っても、わたしの心は、そのとき抱え込んだ圧力を、こうして「夢」にして放出しているのではないかなあ?と。ガラクタばかりの壊れた街のような、わたしの精神!かわいそうに・・・とちょっと同情しました(?!)

 いつか、もう少し美しい、自然の景色のなかに解き放たれるときが来るのかしら?あるいは、すてきなベアトリーチェが現れるとか? (だって、デリダ、トランプ、ドゥルーズ、松浦寿輝さん・・・ですよ!まったく・・・・!!!)そろそろフロイトは卒業してユングの世界に行きたいです。


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