破急風光帖

 

★  日日行行(443)

2021.05.08

* これが今月最初のブログですね、だいぶあいてしまいました。とくに理由があるわけではないのですが、連休は、一言で言えば「家族サービス」の時間でしたね。娘、孫たちのお泊まりとか、施設に入っている母親との遠隔面会とか(面会が禁じられてもうずいぶんになります)、さらには昨日、父親の13回忌を田無のお寺で。時節柄、参加者はわたしだけという形になりましたが、ひとつの区切りをつけることができたという感覚はあります。
 で、今日から少し自分の仕事に向かい直すことを試みています。いろいろ本は読んでいるのですが、思いつきなどを走り書きしている手もとのノートをみても、4月21日から先は空白のままでした。ともかく書きはじめなければ、というわけで、この文章を書いているわけです。

  緊急事態宣言も延長されて、今月もまだまだカオスが続きます。インドの状況を見ても、世界の危機は深まっているように思います。強く感じるのは、政治の行き詰まりですね。政治が機能不全に陥っているというか・・・わたし自身も、正直、新しい政治のイメージを自分で見出せているわけではないのですが・・・そして、どこかに、手つかずの新しい政治原理が隠れているなどと思っているわけでもないのですが・・・「公共空間 espace publique のつくり方」みたいなことを、もう一度、考え直さなければならない転換点に差しかかっているように感じます。勝手に都合のいい未来を想像するのではなく、消すことのできない過去からどのように未来を「生む」のか、みたいな広大な視野としての「現在」を、その「地平」を、ひとつの微細なベクトル(これ、最近のわたしの思考の鍵なのですが!)として考えたいみたいな・・・(あれっ、きみはこんなこと書いてるのね、いいのかね?・・・と自分自身に多少、唖然としますが。)
 ともかく、ブログ再開しますね・・・


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