★ 日日行行(408)
2020.12.21
* 今日、「煉獄のフランス現代哲学」下巻『死の秘密、《希望》の火』(水声社)の見本ができました!書店に並ぶのは数日先になりますが、この春以降、心を傾けてきた仕事がようやく上下2巻そろって完結しました。下巻の方は分量が増して420頁(値段もそれに応じて3800円になりました)。上巻はフーコー、リオタールが中心でしたが、下巻は、なによりもデリダです。宮本隆司さんが1995年に撮影してくださったデリダとわたしとのすてきなツーショットの写真ものせさせていただきました。これでともかく、わたしの仕事の軸であったフランス現代哲学との遭遇のドキュメントは1冊の書物として残すことができました。ほっとしています。70歳という齢の区切りを刻むことができました。しかも、今日は冬至!1年の夜の極点です。転回点です。この夜において、転回しますね、わたしも。