破急風光帖

 

★  日日行行(365)

2020.06.19

* 昨日は、たくさん本をいただいた日でした。同時にずいぶんたくさんの本にサインをさせてもらったりしました。しかも場所は六本木ミッドタウンで。ひさしぶりに都会のまんなか。対面式の会議もほんとうに久しぶりでしたね。

 まずミッドタウンのテラスで、先日Zoomでトークをした税所篤志さんとその友人二人とランチを食べながらお喋り。税所さんが友人にプレゼントするという拙著『若い人のための10冊の本』にサインして、先日のZoomでは時間がとれなかった質問をおたがいにしたりしました。税所さんからはご自身の出発点であるバングラデシュの経験を語った『前へ!前へ!前へ!』(木楽舎)をいただきました。
 またZoomのときも全体をマネージしてくださった宮川卓也さんも来てくれて、かれからは『未来を変えるための33のアイデア』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)をいただきました。このWorldShiftというコンセプト、なかなかおもしろい。なるほど、もはや「革命」ではなく「シフト」の時代なのだなあ、と納得するところもある。
 この宮川さんももうひとりの絵本作家である加藤志異さんも、わたしにサインしてともってきてくれたのが、驚きですが、わたしと荒川修作さんとの対談集『幽霊の真理』(水声社)でした。読んでくれている若い人たちがいるんだ、と嬉しかったですが、なにより驚いたのが、この加藤さん、三鷹の天命反転住宅に住んでいる、と!しかも男3人で!(あのトイレにも扉がないスペースに!!)ととてもびっくり。以前、荒川さんをめぐって行ったシンポジウムにも来てくださって質問もしてくれた方なのだそうで、どきどきしてしまいました。そうしたら、加藤さん、その三鷹の住宅の入口にこの対談の本を飾ってます、とおっしゃるので、その写真送って!とお願いしました。本というのは、執筆者とはまったくちがったところで、こうやって(妖怪のように)生きのびていくんだ、と嬉しかったです。加藤さんからは、絵本の『とりかえちゃん』(文渓堂)とDVD「加藤くんからのメッセージ』を頂戴してしまいました(かれは「妖怪になりたい」人らしいです。不思議な人)。
(つづく)
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