破急風光帖

 

★  日日行行(341)

2020.05.01

* 前回ブログの最後にスズランのことを書いたら、スズランが届きました。

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フランスのイレーヌさんからでした。
こちら農協のマーケットで探しましたがなくて、結局、紫陽花の鉢をひとつ買ってきました。少し早いですけれど。今日は、5月1日を意識したせいか、頭のなかでは、68年当時にパリで流行していた歌がぐるぐるを回っていました。Oh le joli mois de mai à Paris....というもの。5月は革命の季節でしたからね。そしてそれが終る頃になると、パリ・コミューンと関係のあるle temps des cerises サクランボの実る頃の歌になり、それが最後には、なぜかLe Pont Mirabeau となって、faut-il qu'il m'en souvienne, la joie venait toujours après la peine (思い出さなければならないのか、歓びはいつも苦痛のあとにやってきた)となるんですね。わが青春のシャンソンのパレード。
 そしてそのあとはブラッサンス、ブリジット・フォンテーヌ、バルバラとBの響きの歌手たちのシャンソンを歌ってましたね。フランス語の勉強も兼ねて。
 では、いま、日本でフランス語を学ぼうとする学生たちはどんなシャンソン歌っているんだろう?歌わないのかな?わたしにはまったくわかりません。
 わたし自身は、幼い娘といっしょにシャンタル・ゴヤの歌を歌っていたくらいまでが、歌手の名を覚えていた最後でしたね・・・ああ、ミラボー橋の下、セーヌは流れる・・・もうけっしてもどらないいくつもの5月、ちょっと感傷的になってしまいます。


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