破急風光帖

 

★  日日行行(286)

2020.01.31

* 22日の「最終講義」ならぬ「The Last Celebration in Aoyama」のイヴェントを終えて、やはりある種の「中間休止」に突入。今週月曜には、六本木のアカデミーヒルズで『若い人のための10冊の本』と『君自身の哲学へ』をめぐって「講義」もしたのでしたが、このブログを書く「こころ」が見失われていました。でも、明日の夜はパリへ。「春立つ」という空気感もあるし、ここでわが「存在の冒険」の次の章に突入しなければ・・・・

 「The Last Celebration in Aoyama」は、青学で教えた旧・現・学生たち(といってもほとんどが社会人のプロですが)のおかげで、すべてがみごとに進行しました。わが人生、多くのパフォーマンスを行ってきましたが、最強のスタッフ陣でした。それが「70歳の花」をひとつ咲かせてくれました。どう「咲いたか」は、スタッフのひとり齋藤君が撮影・編集してくれて、今朝、YouTubeにアップしてくれた映像で見ることができます。
 https://youtu.be/5U2POJ5uzDM
 わたしもはじめて、自分がどういう動きをしたのか、外の目で見ることができました。
 いいか悪いか、うまいか下手か、じゃないんですよね。
 「場」が立ち上がったか、どうか、それだけ。でも、みなさんのおかげで、みごとに「ひとつの場」が花開いたと思います。
 アートでもなく、知でもなく、もっと古代の、もっと深いなにか。
 それを「アンソロジー(花集め)」として実践するぞ、というわたしなりのマニフェストだったんですけれど・・・
 (明日の修士論文審査を終えて、そのまま羽田空港へまいります。どこへとも知らず、飛び立つのですね。20歳すぎに書いた詩の一行が思い出されました「来い!おれたちのフリージア!」・・・ほんと「生」は不思議。回帰してくる無数の時間の束。存在の時間は「束」として編まれているんだよなあ、70歳のこの歳になってようやくそんなことを実感できますね)。


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