破急風光帖

 

★  日日行行(233)

2019.03.10

* ついに「ツケ」がまわってきた感じかな。金曜夜から咳が出て、風邪。

 その日、選考委員をしている日本証券奨学財団の奨学生修了式に出て、スピーチ。同じ会場で、2011年3月11日に大地震に会い、本震は控え室で外を走る高速道路の標識がぶんぶん揺れていたのを見ていたのですが、わたしがスピーチをしているときに、余震が来て、天井の大きなシャンデリアがぐらんぐらんと揺れました。でもスピーチを続けた記憶があります。
 今年は、地震はなく、「人」と出会うことの大切さを語るスピーチを無事に終えました。でも、如水会館のこのホールに来るといつもあの時のことを思い出します。もう10分ほどで3月11日です。
 で、その日の夜から咳がとまらず、発熱もあり、ダウン。ほんとうは今日の日曜は京都に仕事で行く予定だったのですが、今朝、「無理です」とキャンセルさせてもらいました。全身から力が抜けて、咳も喘息的になり、ああ、昔はいつも毎冬、こんな状態だったなあ、と思いつつ。最近はそういうこともなくなって安心していたのでしたが、やはり「激しさ」の「ツケ」は戻ってきます。その日、ちょうど「未来」の連載原稿を一応、脱稿したことも大きいかもしれませんね。
 でも、昨日今日、ゆっくり休ませていただいて、回復してきました。春のやわらかな雨になんとなくすくわれる思いです。


↑ページの先頭へ