★ 日日行行(210)
2019.01.23
* 中島隆博さんと二人で1年半くらいの時間をかけてつくった本『日本を解き放津』(東京大学出版会)が今日、できあがりました。
日本文化のマクロ・パースペクティヴをさぐるという方向で、それぞれが3ないし4本のエッセイのテクストを書き、それらをもとに、7回にわたる対談を行って合わせて一冊にしました。主題としては、わたしが取り上げたのが、空海・世阿弥・夏目漱石・武満徹、中島さんは、トマス・カスリス・丸山眞男・森鴎外。
わたしには、おもしろい経験でした。対話をしているうちに、思いがけないことを自分が口走っていたりするのがなかなかスリリングでしたね。ある意味では、UTCPの経験の「まとめ」みたいなところもあります。いっしょに実践した同志である中島さんとの共著、しかも「日本」を論じた本、記念碑みたいなものでもあるかな。嬉しいですね。みなさんが読んでくれるといいのですが・・・!
3200円で少し高いですが、400頁ありますのでおゆるしを。