★ 日日行行(201)
2018.12.16
* 前回、このブログ200回と書きましたが、「日日行行」とタイトルしたのが200回目なので、ほかのタイトルでも最初は書いてましたから、合計するともっと多いですね。このタイトル、まあ、毎日毎日、つくられた自分を少しずつ壊しつつ、学び続けていくみたいなこと。どこに行き着くともしれず、ただ行く。行く。毎日。目的はない。目的ではないところに行く。愚者の吟遊。崖の下では鰐が大きな口をあけてるのかもしれませんが。
昨日は、朝日教育会議。結局、予想通り、リベラル・アーツの闘士として突っ走ったということになりますかね。自分なりには、福岡さんの講演を受けて質問してみたり、西垣さんの意見に反論してみたり、場を活性化するいつもながらのパフォーマンスだったかな。楽しくやらせてもらいました。プレザンス(現存)の意味感覚、というところがわたしのポイントでしたが、伝わったかどうかな。でも、少しは青学に貢献できたかしら?
先週木曜は国立新美術館に、終了間際のボナール展を観に行きました。一見すると楽園風景にも見える明るい庭の風景にどんな「影」がさしこんでいるか、それを思って心動かされました。明るい色だから明るいわけではない。でも、それが深い力となって絵画を支えている。光もまた悲しみであったり、夜であったり。
冬の夜、寒いですね。50代は毎年、この季節苦しい体調でしたね。咳も出て。それを思い出すと、いまは、ずいぶん楽をさせてもらっていると思います。ありがたいこと。今日は1日、ほとんど自宅にいて原稿を書いていました。若い人向けの新書の書き出しなのですが、さあ、どうなるかな。