★ 頌春
2017.01.04
* 新年おめでとうございます。
なぜかわかりませんが、新年の祝いを高らかに言うことに躊躇いがありますね。この1年、どうなるのか、なにが起るのか、「歴史」の転換期に突入しようとしていることはまちがいないと思われます。
おそらくはーーどこまで遡ったらいいのかはわかりませんがーーーこれまでの仕組みが臨界点に達して、内破せざるをえないという直観的展望。それを多くの人が無意識的に感じていることを感じます。そうなると、それは、いつも対立する二重の運動という形で現れてくる。その「あいだ」に限界が走っているのですけれどね。わたし自身は、もちろん不安や焦燥、さらには絶望も感じるのですが、同時に、どこかでこの人類の歴史の転回を見届けたいという好奇心もありますね。そこに、人間という存在(もの)のラディカルな本質がまたしても露呈するにちがいない、と。
そう言わせていただいて、その上で、2017年、少しでも「希望」の光がわれわれの生を明らめることがあるように、と願わずにはいません。わたし自身は、「心のままに」、しかしこれまで以上に「ていねいに」生きたいと思っています。どうぞよろしく。
下のイメージは、パリの友人パスカル・フラマンさんからの新年の挨拶のイメージ。
「 BONNE ANNEE CHER YASUO, AVEC DES COULEURS, DU RYTHME, DE L’HARMONIE, DU CALME, DES JUBILATIONS !!!(おめでとう、親愛なるYasuo、さまざまな色、リズム、ハーモニー、静かさ、そして歓喜とともありますように!!)」。そう、これを今年のわたしの銘といたします。