破急風光帖

 

☆ 秋のbillet (7)

2016.11.29

* 晩秋極まって、もう冬の足音高く。今朝の少し重みのある雲を見上げながら、季節の転換を感じています。結局、いくつかの試みは行ったものの、billetsはあまり書けませんでした。

 とくに心残りなのが、瀬戸内海の旅で、羽田空港で書きつけたものの続編。まだ言葉になっていない風光の記録をとどめておくことにしましょうか。小豆島の海、そして豊島の山の風光。167人の世界に散らばるインファンス、そして風鈴のささやき。波そして風。光そして影。この世界のなかに「ある」ということの根源的な非=意味。そんなポエジーの小さな「火」を自分のなかでどのようにリレーしていくか、ということなのですけどね。その課題は、冬へ持ち越し。November Stepsの、なぜか思いもがけずに穏やかな足音が遠ざかるのを聞いています。

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