破急風光帖

 

★ 日日行行 (52)

2016.07.31

それでは、8月はどうなるのか? わたしとしては、少し落ち着いて、エクリチュールに没頭したいところなのですが。それでもNHKの収録、8月14日には、お台場で行われる建築の大フェスティヴァル「ハウスビジョン」での対談、さらに本郷の東洋文化研究所で、海外からの学生に対して、英語で!日本の戦後文化論を講義しなければならないなど、「激しさ」は続きそうです。

 でも、どうなるかわかりませんが、8月はこのブログの書き方を少し変えて実験をしたいと思っています。題して「夏のnota bene」、じつは、この言葉、東大の学生だった69年だったか、フランス語を学ぶために夏にアテネ・フランセの集中コースに通っていたときに覚えた「nota bene』という言葉に、なぜか、とても感激して、その夏のあいだ、「夏のnota bene」というノートを書いていた(なぜか、中野のカフェのイメージが心に浮かびます)、そんなことを思い出して、さて、この歳になって同じことをしたら、なにを書くのだろう、と悪戯心がわいたということかな。他者に向けて発信するというモードから、自分に向けて「N.B.」してみるということです。三日坊主で3日で終ってしまうことは、十分、予想されますけど。でも、自分につねに新しいステップをためさせることは大事です。「私」という罠に落ち込まないようにね。


↑ページの先頭へ