午後は、本郷のEMPで現代哲学の講義を行ったのですが、その冒頭に、この出来事には触れないわけにはいきませんでした。知識としての哲学を講義するのではなく、行為としての哲学をperformすることを主張している以上、それは必然的であると思います。その後は、去年刊行した『君自身の哲学へ』（大和書房）を手がかりに受講生と一問一答の対話を繰り広げました。
　それとは別にご案内をひとつ。
７月２日から新宿のバーニーズ ニューヨーク　新宿店１０Fで行われるBlueart展に、わたしも協力して、ブルーの私物ほかを展示しています。これは、ジンのBombay Sapphireの宣伝というコンテクストで行われる、しかしソフィスティケートされたイベント。かつて『青の美術史』を書いた縁で参加を求められました。企画は、takrumという若いデザイナー集団の渡邊康太郎さんの仕掛けですが、今週は、青山学院のわたしのラボの学生を連れてオフィスにお邪魔して、現代におけるデザインのあり方について、きわめて斬新なお話しをうかがいました。素晴らしいトークでした。やはり世界の一線にいる若さがきらめていて、こちらも楽しくなりました。
　バーニーズのイベントは２４日までやっているそうです。ブルーの素敵なジンも飲ませてもらえるときいています。お時間のある方はおでかけください。
　またネット上でもサイト（http://blueart-bombay.com）があり、そこにはわたしのインタビューも載っています。