先週はなかなか忙しい時間をすごしました。２日の水曜は、今年から評議員をつとめることになった日本デザイン協会のグッドデザイン賞特別賞の贈賞式に参列。３日木曜は、駒場で、西山雄二さんと「人文科学／大学の危機」をめぐって対談（これは１月の週刊『読書人』に掲載予定です）。４日金曜は、本郷で、EMPプログラムのための「美術サロン」でジョットからピカソまで７人の画家の作品を取りあげて講義（５人までしかできませんでしたが）。ついで５日土曜は、本来は、IHSプログラムの山田せつ子さんとのダンスの授業があるはずが、午後にNHK「クールジャパン」の収録が入ってしまい（「猿」がテーマでした）、終ってから駆けつけで、わざわざいらしてくれた辻けいさんも含めて、来週の山形パフォーマンスについての打ち合わせをしました。日曜はさすがに、締め切りがせまっていた「未来」のための原稿（今年の最終講義などに関するわたしの思いを書きました）にかかりきり、明けて月曜は青山学院の大学院の授業。と、「師走」にふさわしく東奔西走、そしてそのまま今日は京都へ、というわけです。
　定年してのんびり、というにはほど遠いが、まあ、わたしらしいとも言えて、組織に対する責任を背負い込むことなく、自由に動けることはシアワセと言うべきだとありがたく思っています。
　体調ももどってきましたので、なんとしてもいくつかの「宿題」をかたづけたいと願っています。