★ 風光三昧(1)
2015.05.27
5月の風とともに、少し身体が動き出しました。駒場のIHSの「生命のかたち」プログラムの授業で、昨年度の冬学期、山田せつ子さんとともに、ダンスの授業を行ったのでしたが、今学期もそれを継続させていただいて(今度はわたしは特任研究員という資格ですが)、5月9日から隔週ではじまっています。授業の冒頭に、山田さんとわたしで多少の対話を行ったりもするけれど、まあ、わたしも授業の聴講者。若いひとたちとともに、老体鞭打ちというか、風狂というか、ともかくできるかぎり無心に踊ることもする。
3月の最終講義のあとのダンスのパフォーマンスですっかり「味をしめた」というわけでもないのですが、身体の動きのなかにこそ、真の「自由」があるということを、この歳になって、経験させていただくのは、ほんとうに貴重です。駒場という場所でとうとうそのような場を開くことができたということに少し感動しています。長いあいだの夢でもあったので。
立石はなさんが撮ってくれた写真を2枚ばかりアップしましょう。(最初のものは、なんとヴィトゲンシュタイン『論理哲学論考』の冒頭を朗読しながら踊るシーンです。