2018年3月31日(日)参加者によるワークショップが開催されました。
ワークショップは3部構成で開催され、第一部では「レベル別、生きづらさデータ収集」と題した受講者企画が行われました。参加者だけでなくスタッフも参加し、日常の中で感じる「困りごと」や「安心できること」などについて、まずはA4の紙に書き出しました。 続いて、その紙をホワイトボードに貼っていき、それがどのくらいの生きづらさレベルなのかを段階的に表現しました。最後に、それぞれが生きづらいと感じていること、逆に生きづらさが軽減する場面、また、集まった意見を見て思ったことなどを、参加者全員で共有しました。


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 第2部では、3つの企画が並行して行われました。それぞれ、「関係性についての当事者研究」、「生きづらいままでも生きられる社会ってなんだろう?」というテーマでのディスカッション、次回カレッジに向けての「ポスター発表準備」でした。

「生きづらいままでも生きられる社会ってなんだろう?」というテーマでのディスカッションでは、生きづらさに対処するために、自分ではなく周囲に変わってほしい部分をあえて図々しく言ってみるという趣旨で行われました。約10名が参加し、「自分の生きづらさを商品にしてみよう」「生きづらさの解消を社会に注文してみよう」という二つの視点から参加者同士で意見とアイデアを出し合いました。商品としては「自分の体力の残量が電池残量のように表示されるデバイス」、「光の刺激に弱い人のための紙のような質のタブレット」、「全自動人間洗濯機」などの面白いアイデアが飛び交いました。

また「関係性についての当事者研究」には、8名が参加しました。「各々の生きづらさを抱えるふたりが良い関係性を続けていくためにはどうしたらいいのか」というテーマで,質問やアイデアが飛び交いました。気持ちを伝えるハードルを下げるためには,「直接」「言葉で」表現することに限らず,さまざまな手段がありそうだ、と考えさせられるワークでした。

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第3部ではクロージングと自由交流会が行われ、本日の感想の共有が行われました。企画や参加をしてくださった参加者の皆さんに改めてお礼を申し上げます。 (報告:石渡、馬場、中里、山田)