2019年10月 6日(日),シンポジウム「マインドフルネスによる実践者の変容〜ヴァルネラビリティから生まれる対話」が開催されました。

今回のイベントでは,マインドフルネスを科学的根拠のある治療法としてではなく,ヴァルネラビリティに基づく自分ごととして,そして文化と歴史に根差すものとして,捉えることを試みました。
ゲストとして藤野正寛さん(京都大学教育学部 助教 / 認知心理学),井本由紀さん(慶應義塾大学理工学部 専任講師 / 文化人類学),小木戸利光さん(Theatre for Peace and Conflict Resolution 代表 / 演劇・パフォーマンス)にお越しいただきました。
会場は100名近くの参加者の方に恵まれ,盛況のうちに開催する運びとなりました。

まずは藤野さんが,本日のテーマであるヴァルネラビリティとマインドフルネスについて,メタファーを用いてわかりやすくお話しくださいました。ヴィパッサナー瞑想や日常の中で一時的な痛みや長期的なもやもやから放たれていった体験が語られました。

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続く井本さんは,マインドフルネスの構造や歴史をふまえ,社会学などの観点から論点を提示してくださいました。マインドフルネスリスニングのワークでは,この場で出会った参加者同士で相手の存在に注意を向け,会場全体に意識を広げていく実践に取り組みました。

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小木戸さんは,芸術を居場所としフィールドワークを展開されてきたご自身の経験について共有してくださいました。全員参加型のパフォーマンスで会場が一つの空間になりました。

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最後にはディスカッション・質疑応答を行いました。これまで学術的に焦点が当てられてきた側面とは異なる体験的なマインドフルネス感覚が,参加者ひとりひとりの中に位置づく手助けとなったようです。

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イベントにご参加くださったみなさま,誠にありがとうございました。
今後もこまば当事者カレッジをどうぞよろしくお願いいたします。(報告:馬場)