7/6(土)に、こまば当事者カレッジ2019年度夏期コース「家族と子育てを考える」の第2回「DVや子ども虐待の事例をもとに、あらためて家族関係について考える」を実施しました。講師には森田展彰さん(筑波大学)、佐々木真紀さん(WERC)、田村伴子さん(WERC、女性ネットSaya-Saya)をお招きし、DV問題をとらえる理論的枠組みから支援の実際までをお話いただきました。

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まず、森田先生は、DVや虐待について、現場のご経験やこれまでのご研究に基づいたお話をしてくださいました。そして佐々木さん、田村さんからも、WERC、女性ネットSaya-Sayaでのご活動についてのお話をいただきました。佐々木さん、田村さんは、DV問題では被害者が「気づき、情報を得る(Step 1)」、「安全・安心を得る(Step 2)」、「心身のケア自立する(Step 3)」ための支援に加え、「DV・虐待と気づかない(Step 0)」段階における支援の充実も大切だとおっしゃいました。

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その後、参加者のワークでは、DVや虐待に気づいた時、様々な立場の人々がどんなことができるだろうかを考えました。なかなか思いつかないという難しさがありつつ、講師の方々とは活発な意見交換が行われていました。(報告:中里)