Title: | 『クォンタム・ファミリーズ』から『存在論的、郵便的』へ──東浩紀の11年間と哲学終了しました |
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Date: | 2010年2月22日(月)17:00-19:00 |
Place: | 東京大学駒場キャンパス18号館ホール[地図] |
講演:東浩紀(東京工業大学、批評家)
問題提起:千葉雅也(UTCP)「東浩紀とデリダ、ドゥルーズ、マラブーの三角形」
コメント:國分功一郎(高崎経済大学)
入場無料・参加登録不要
趣旨:
デリダ研究『存在論的、郵便的』以後、東浩紀氏の仕事は、情報社会論、オタク文化論、文芸批評、そして新しい民主主義の構想へと拡がっているが、最新作の小説『クォンタム・ファミリーズ』は、そのすべてを総合しつつ、最初期の「ソルジェニーツィン試論」以来の関心である「確率的」な実存の引き受けを、可能世界実在論にもとづくSFによってあらためて問題化している。本シンポジウムでは、こうした展開において一貫する/あるいは変化してきた東氏の哲学のヴィジョンを、デリダそしてドゥルーズやマラブーといった20~21世紀フランス哲学の文脈と結びなおすことで再検討する。(文責:千葉雅也)
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