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【関連イベント・参加者募集】駒場人文学研究会 第1回ワークショップ「テクストと現実――人文学から東アジアの近代を考える」

Date:
2018年3月9日(金)9:30-18:00
Place:
東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム1

駒場人文学研究会第1回ワークショップ「テクストと現実――人文学から東アジアの近代を考える」

【企画の趣旨】
新自由主義によって推進されてきたグローバリズムは、巨大な富を生み出している一方で、新たな不平等・格差問題をもたらし、地域間の不均衡性を深刻化させ、極端なローカリズムやナショナリズムの台頭を招来さえしている。それに伴う反知性主義の矛先が向けられたのは人文学にほかならない。権力と資本に奉仕しない知性、それを育てる人文学は無用の長物だと冷やかされているのが昨今の現状だろう。グローバル資本主義という高層ビルと対照的に、人文学研究者がつねに向き合うことになる様々なテクストは、まさに「廃墟」にしか見えない。
このような時代を生きている私たちは、人文学の在り方を問い直す必要に迫られている。近代学術を特徴づける専門の細分化は長い間人文学への総合的な位置づけを棚上げにしてきたが、その限界がすでに露呈していることは改めて言うまでもない。自分の所属する「学科」に飼い慣らされては既存の境界線に疑問を投げることも新しい境界線を引くこともできない。「東アジア」と呼ばれてきた場所の住民である私たちにとって人文学は何を意味するのか、テクストという「廃墟」によって伝わるメッセージは世界の一環としての東アジアの現実を語る力を持っているだろうか。人文学をめぐってその(不)可能性を問うためには、まず「廃墟」を凝視しなければならない。そこで求められるのは、骨董品へのノスタルジーでも余暇を埋める趣味の代用物でもなく、アクチュアリティをもって時代に切り込むクリティカルな実践であろう。
上述のことを踏まえ、本企画は駒場キャンパスという場所を拠点にして、人文学研究に携わる若手研究者たちが、互いの研究について発表・批評できるような空間を作りたいという思いによって始まったものである。そして主に以下のことを目標としたい。1.東アジア人文学研究に関わる若手研究者からなるネットワークの形成。2.哲学・思想、歴史、宗教、文学など人文学の異なる分野の研究者たちが「東アジア」について対話・議論できる場の確保。3.研究の「タコツボ」状態の打破、専門・地域を横断する人文知の再構築。4.人文学と現実のインタラクションへの探求。

【発起人】
郭馳洋(東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻・博士課程)
胡藤(東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻・博士課程)
塚本会致(東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻・修士課程)
建部良平(東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻・修士課程)

【第1回ワークショップ】
第1回のワークショップでは「テクストと現実――人文学から東アジアの近代を考える」をテーマとし、人文学の視座から、今日もわれわれの思考と生活を深く規定している「近代」、さらにその「近代」に存在被拘束性を刻まれた人文学それ自体を問う。そこで、テクストにおける現実、現実というコンテクスト、またはテクストと現実の間に広がるダイナミックな領域に注目し、東アジアおよびその近代について議論したい。

【開催情報】
開催予定日: 2018年3月9日(金) 9:30-18:00
使用言語: 日本語
発表時間: 一人20分
開催場所: 東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム1

【参加者募集】
募集対象: 専門分野や研究地域を問わず、東アジアとその近代について日本語で論じてみたいという大学院生
募集人数: 10人(応募者が10人を超えた場合、要旨の審査を行う)
応募方法: 氏名、所属、専門分野、発表題目(仮題でも可)、発表要旨(日本語で600字前後)を電子メールで送付
応募先: 駒場人文学研究会
E-mail: komabajinbunken[atmark]gmail.com
応募締切: 2017年12月13日

Poster_180309.jpg

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