Title: | 【シンポジウム】エンハンスメントの哲学と倫理―脳神経科学と人類の未来のあり方を問う―終了しました |
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Date: | 2008年8月23日(土)13:00-17:30 |
Place: | 東京大学駒場キャンパス18号館4階 コラボレーションルーム1 [地図] |
【緊急】
参加予定でした筑波大学の山海嘉之先生は事情によりご参加いただくことが不可能となりました.
⇒【報告】
【概要】
近年の脳神経科学およびその応用技術の目覚ましい発展を通じて開かれつつあるのが、人間の知的・身体的な能力を強化・拡張する技術、すなわちエンハンスメントの可能性です。
エンハンスメントは、生物学的・文化的な存在である人類の未来にとっていかなる意義をもつのか? この問いを考察することこそ、本シンポジウムの目的にほかなりません。
そのためは、いうまでもなく、エンハンスメントに関わる知見の現状とそこから展望される技術的可能性を理解する必要があります。
そして、エンハンスメントがもたらす政治・社会的影響やその哲学的含蓄、エンハンスメントが置かれる宗教・文化的脈絡などを解明していかねばならないでしょう。
本シンポジウムは、さまざまな領域から研究者が参加することによって、多面的で総合的な観点からこうした課題を果たします。
【プログラム】
司会: 村田純一(東京大学・UTCP事業推進担当者)
開会挨拶:小林康夫(東京大学・UTCP拠点リーダー)
イントロダクション:植原亮・中澤栄輔(UTCP若手研究員)
講演:石原孝二 「エンハンスメントと社会」
(東京大学・UTCP事業推進担当者)
講演:大隅典子 「社会の中の脳科学」
(東北大学・グローバルCOE「脳神経科学を社会に還流する教育研究拠点」拠点リーダー)
講演:山海嘉之 「サイバニクス: 人・機械・情報系の融合複合」
(筑波大学・グローバルCOE「サイバニクス国際教育研究拠点」拠点リーダー)
講演:信原幸弘 「エンハンスメントと人間観の変容」
(東京大学・UTCP拠点副リーダー)
講演:島薗進 「エンハンスメントに反対する理由」
(東京大学・グローバルCOE「死生学の展開と組織化」拠点リーダー)
特定質問者
小口峰樹(東京大学・UTCP若手研究員)
中澤栄輔(東京大学・UTCP若手研究員)
植原亮(東京大学・UTCP若手研究員)
吉田敬(東京大学・UTCP若手研究員)
立花幸司(東京大学・UTCP共同研究員)
総合討論
閉会:村田純一(東京大学・UTCP)
使用言語: 日本語,参加無料,事前予約不要
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