Members / メンバー紹介

 
西山 雄二
Name:

西山 雄二 (にしやま ゆうじ)

Fields:フランス思想
Category:
第3部門:共通感覚の構築 若手研究者
東京大学21世紀COE「共生のための国際哲学交流センター」(2002-2007)時のもの(2006年5月1日時点)。
 
Contact ynishi[at]tmu.ac.jp
 
近況

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映画「哲学への権利——国際哲学コレージュの軌跡」
HP(映画の概要、上映情報、報告など)⇒ http://rightphilo.blog112.fc2.com/
朝日カルチャーセンター新宿校にてジャック・デリダ講座を担当

 
所属/職位:

首都大学東京 都市教養学部 フランス文化圏コース 准教授 /
国際哲学コレージュ プログラム・ディレクター(2010-2016年度)

主要業績
- 書籍:

単著
『異議申し立てとしての文学——モーリス・ブランショにおける孤独、友愛、共同性』、御茶の水書房、2007年

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編著
『哲学と大学』、未來社、2009年
Philosophie et Éducation II: Le droit à la philosophie, UTCP Booklet 10, UTCP, 2009

共著
『1968年の世界史』、藤原書店、2009年
『21世紀を生き抜くためのブックガイド——新自由主義とナショナリズムに抗して』、岩崎稔・本橋哲也編、河出書房新社、2009年
『ヘーゲル——現代思想の起点』、滝口清栄・合澤清編、社会評論社、2008年
Philosophie et Éducation Enseigner, apprendre – sur la pédagogie de la philosophie et de la psychanalyse, UTCP Booklet 1, UTCP, 2008
『叢書アレテイア6 ポスト近代の公共空間』、御茶の水書房、2005年
『叢書アレテイア3 法の他者』、御茶の水書房、2004年
『叢書アレテイア1 脱構築のポリティックス』、御茶の水書房、2003年

翻訳

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エマニュエル・レヴィナス『倫理と無限』、ちくま学術文庫、2010年
ジャック・デリダ『条件なき大学』、月曜社、2008年
カトリーヌ・マラブー『ヘーゲルの未来——可塑性・時間性・弁証法』、未來社、2005年
ジャック・デリダ『名を救う——否定神学をめぐる複数の声』、共訳、未來社、2005年
モーリス・ブランショ『ブランショ政治論集1958-1993』、共訳、月曜社、2005年
ジャン=リュック・ナンシー『ヘーゲル——否定的なものの不安』、共訳、現代企画室、2003年
ドゥルシラ・コーネル『限界の哲学』、共訳、御茶の水書房、2007年
ドゥルシラ・コーネル『正義の根源』、共訳、御茶の水書房、2002年

主要業績
- 論文:

"Save the Name of Democracy: Masao Maruyama", Whither Japanese Philosophy? II Reflections through other Eyes, UTCP Booklet 14, 2010.
「二〇世紀フランス思想とヘーゲル受容」、日本ヘーゲル学会編『ヘーゲル哲学研究』、第15号、こぶし書房、2009年
"Entre le vague et l'ambigu: sur la question du clair-obscur au Japon", Rue Descartes, n. 65, PUF, 2009.
「人文系研究者であることの幸福——大学において私たちは何を信じることを許されているのか」、『現代思想2009年4月号 特集:変わりゆく教育』、青土社
「大学の名において私たちは何を信じることを許されているのか——ジャック・デリダの大学論における信と場の問いから」、『現代思想2008年9月号 特集:大学の困難』、青土社
「文学の絶対的な敵——ド・ゴールに抗するブランショ」、『現代詩手帖 特集版ブランショ』、思潮社、2008年
「フランスの68年 68年5月の残光」、『環』第33号、2008年春
「ピラミッド、オベリスク、十字架——バタイユとヘーゲルの密やかな友愛をめぐって」、『現代思想』2007年7月号増刊
「フランス近代植民地主義におけるアルジェリアの記憶——ヤミナ・ベンギギ『移民の記憶』を読み解くために」、『Quadrante』、No.9、東京外国語大学海外事情研究所、2007年
"Que suis-je en droit d'ésperer de l'Université, par excellence des Humanités : sur la question de l'Université chez Derrida et Kant". UTCP Bulletin, Vol.10. 2007.
「出発間際にある復活の身体——ジャン=リュック・ナンシーのキリスト論」、『水声通信』第10号、2006年8月号、水声社
「遺棄された者の共犯的友愛——バタイユによるニーチェの友愛概念の継承」、『日本フランス語フランス文学会 関東支部論集』第14号、2005年
「『研究を救おう!』運動と独立行政法人化」、『情況』2005年7月号
「未知なる者の相互性なき友愛——モーリス・ブランショの1960年前後の交友関係について」、『一橋論叢』第130巻第3号、2003年9月号、日本評論社

翻訳
ジャック・デリダ「世界市民的見地における哲学への権利」、『現代思想』2009年11月号
ジャック・デリダ「ドゥルーズにおける人間の超越論的 「愚かさ」 と動物への生成変化」(共訳)、『現代思想』2009年7月号
ジャコブ・ロゴザンスキー「屠殺への傾斜路の上で」、『現代思想』2009年7月号
モーリス・ブランショ「日常の言葉」、『現代詩手帖 特集版ブランショ』、思潮社、2008年
フランシスコ・ナイシュタット「歴史認識理論における精神分析の痕跡―ヴァルター・ベンヤミンの『パサージュ論』における運命と解放」、『〈時代〉の通路 ヴァルター・ベンヤミンの「いま」』UTCPブックレット3、UTCP、2008年
パオラ・マラッティ「生をめぐる別の思考 あるいは、友愛の彼方の来たるべき民主主義」、『別冊 環 13 ジャック・デリダ』、藤原書店、2007年。
カトリーヌ・マラブー「弁証法的否定性と超越論的苦痛——ハイデガー全集六八巻におけるヘーゲルの読解」、『現代思想』2007年7月号増刊
ジャン=リュック・ナンシー「激しく燃え上がる心臓」、『水声通信』第15号、2007年1/2月号
ジャック・デリダ×ジャン=リュック・ナンシー「責任——来るべき意味について」、共訳、『水声通信』第10・11号、2006年8月号・9月号
ジャン=リュック・ナンシー他「無‐無神論」、共訳、『水声通信』第10号、2006年8月号
ミシェル・クレイフィ×エイアル・シヴァン「傷のうえを歩む旅」、『前夜』第一期6号、2006年冬

主要業績
- その他:

口頭発表など

発表「大学における評価と批判」、国際ワークショップ「批評と政治」、延世大学、2010年3月3日
Forum « Le droit à la philosophie », 国際哲学コレージュ、2010年2月18日
招待講演「人文学にとって現場とは何か?――古典・対話・教養」、フォーラム「人文学における古典と対話」、神戸大学、2010年2月9日。
発表「人文学と国家制度」、国際ワークショップ「人文学と公共性」、延世大学+東京大学、東京大学(駒場)、2009年9月28日。
"Save the Name of Democracy - Masao Maruyama", Cornell University, 2009年9月8日
シンポジウム「教養教育の危機と新たな人文学」、アレゼール日本、早稲田大学、2009年7月19日
発表「旅の旅——「哲学とは何か」という問いの光景」、中期教育プログラム「哲学としての現代中国」最終報告会「哲学・翻訳・救済」、東京大学(駒場)、2009年7月7日
「哲学と大学」、パリ第8大学40周年国際シンポジウム「グローバル化時代の大学 卓越性のための競争」、パリ第8大学@パリ、2009年5月11-14日
「哲学と大学―大学において私たちは何を希望することを許されているのか」(熊野純彦とのトークセッション)、ジュンク堂書店新宿店、2009年4月16日
「民主主義の名を救う——デリダ、ランシエール、ナンシー」、ワークショップ「政治的思考の地平」、延世大学ウィダン館@ソウル、2009年2月16日
「人文学にとって大学とは何か——ジャック・デリダ『条件なき大学』をめぐって」、ワークショップ「人文学にとって現場とは何か?」、研究空間〈スユ+ノモ〉@ソウル、2009年2月15日
「ジャン=リュック・ナンシーのキリスト論」、国際シンポジウム「外の形象——ジャン=リュック・ナンシーをめぐって」、ソルボンヌ大学研究館@パリ、2009年1月24日
「丸山眞男——民主主義の名を救う」、UTCP日本思想セミナー、東京大学(駒場)、2008年12月16日
« Que sommes-nous en droit d'espérer au nom de l'université ? », フォーラム「哲学と教育」第3回、国際哲学コレージュ(パリ)、2008年11月25日
« Que sommes-nous en droit d'espérer au nom de l'université ? », Philosophies de l'université et conflit des rationalités、アルゼンチン国立図書館、2008年10月6日
« Hajime Tanabe on the question of the logic of the species and the question of sacrifice », IX International Colloquium Bariloche of Philosophy "Metaphilosophy", Centro Atómico Bariloche (バリローチェ、アルゼンチン)、2008年10月2日
「大学の未来——「研究空間スユ+ノモ」(ソウル)×「条件なき大学」(デリダ)×「地下大学」(高円寺)=?」、高円寺・素人の乱、2008年9月20日
「研究空間スユ+ノモ」の挑戦@韓国・ソウル、ワークショップ「大学の名において私たちは何を信じることを許されているのか」、「共生のための国際哲学教育研究センター(UTCP)」、東京大学(駒場)、2008年9月19日
« Teaching Philosophy through Derrida's Deconstruction », 第22回世界哲学会議、ソウル国立大学、2008年7月31日
口頭発表「20世紀フランス思想とヘーゲル受容」、シンポジウム「ヘーゲルとフランス現代思想」、日本ヘーゲル学会、東京大学(本郷)、2008年6月14日
京都大学文学部新入生歓迎講演「条件なき大学」、京都大学、2008年6月4日
「大学の夜:条件なき大学」、早稲田大学生協ブックセンター、2008年5月22日
「『1968年代』の残光―〈68年5月〉の歴史化と抵抗」、「共生のための国際哲学教育研究センター(UTCP)」、東京大学(駒場)、2008年5月14日
「ジャック・デリダ——他者への現前 教育者として、被写体として、絆として」(鵜飼哲とのトークセッション)、ジュンク堂新宿店、2008年4月24日
口頭発表「兄弟関係と友愛——レヴィナスとブランショ」、日本フランス語フランス文学会関東支部大会、学習院大学、2008年3月16日
« L’hétérodidactique de la marionnette : La déconstruction et la pédagogie chez Jacques Derrida »、フォーラム「哲学と教育」第2回、国際哲学コレージュ(パリ)、2008年1月8日
「不安と欲望の系譜学——二十世紀フランスにおけるヘーゲル受容」、現代史研究会第200回記念シンポジウム「『精神現象学』刊行200年」、法政大学、2007年11月24日
「co-existenceの地平——symbiosisとconvivialityの間で」、UTCPオープニング・シンポジウム「いま、共生の地平を問う」、「共生のための国際哲学教育研究センター(UTCP)」、東京大学(駒場)、2007年10月21日
「哲学と大学をめぐるジャック・デリダの理論と実践」、多摩哲学会、中央大学、2007年9月16日
哲学ワークショップ「共同性、公共性、ナショナリズム」、みくに苑(国立市)、2007年8月14日
講演「貧困と排除に抗する闘い——フランスの社会保障について」、スペースF(国立市)、2007年7月22日
「ヤミナ・ベンギギ『移民の記憶』を読み解くために」、シンポジウム「移民の記憶」、カルチュラルタイフーン名古屋、2007年7月1日
講演「フランスにおける格差社会と若者」、横浜市教育センター、2007年5月17日
哲学ワークショップ「場の誕生、記憶、共同性」(全3回)、プランター・コテージ(国立市)、2007年4-6月
シンポジウム「ヤミナ・ベンギギ『移民の記憶』をめぐって」、東京外国語大学、2007年1月27日
« Que suis-je en droit d’ésperer de l’Université, par excellence des Humanités : sur la question de l’Université chez Derrida et Kant »、フォーラム「哲学と教育」、国際哲学コレージュ(フランス、パリ)、2006年11月8日
「抵抗の形象——ブランショとカミュ」、日本フランス語フランス文学会秋季大会、岡山大学、2006年10月28日
« L’ennemi absolu de la littérature – Blanchot contre De Gaulle »、国際シンポジウム「ブランショ——文学、言語」、東京大学(駒場)、2006年10月21日
「デリダの明日:危機と哲学――国家・政治・文化・想像力」、小林康夫・鵜飼哲・萱野稔人との討論、紀伊国屋ホール、2005年11月3日
「哲学の使命」、カトリーヌ・マラブー、藤本一勇の討論、東京日仏学院、2005年7月7日
「明日、〈五月〉があった、破壊と構築のための無限の力が」、バタイユ・ブランショ研究会『ブランショ政治論集1958-1993』シンポジウム、立教大学、2005年5月28日
「遺棄された者の共犯的友愛——バタイユによるニーチェの友愛概念の継承」、日本フランス語フランス文学会関東支部大会、東京大学(駒場)、2005年3月21日

字幕
ヤミナ・ベンギギ監督作品、DVD『移民の記憶——マグレブの遺産』(1997年)、共訳、パスレル、2007年 (『Quadrante』、No. 9、 東京外国語大学海外事情研究所、2007年に字幕全文が収録)

関連サイト:

ドキュメンタリー映画製作
「哲学への権利——国際哲学コレージュの軌跡」
(Le droit à la philosophie: les traces du Collège international de Philosophie)

出演:ミシェル・ドゥギー、フランソワ・ヌーデルマン、ブリュノ・クレマン、カトリーヌ・マラブー、フランシスコ・ナイシュタット、ジゼル・ベルクマン、ボヤン・マンチェフ
音楽:matryoshka (Novel Sounds) http://www.matryoshka.jp
監督:西山雄二
助成:日本学術振興会科学研究費補助金若手B 課題番号20720002
後援:東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター(UTCP)」
上映時間:93分 フランス語(日本語字幕付)

映画HPブログ(映画の概要、上映情報、報告など)⇒ http://rightphilo.blog112.fc2.com/



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