「障がい∩社会的養護」

日時:2018年9月22日(土)13:00-17:00
[シンポジウム] 13時00分〜16時30分
[写真展] 11時〜12時50分、閉会から17時00分

会場:東京大学駒場Ⅰキャンパス 18号館ホール、オープンスペース

定員:190名

参加費:無料

参加方法:こちらのフォームからお申し込みください。
2018年9月15日(土)締切となります。

【内容】
親に精神障がい・精神疾患や発達障がい、知的障がいがあって、子どもを里親や施設などに社会的養護として預けたり、養子に託したり。
社会的養護などで預かる・養子縁組で託される子どもに、疾患や障がいがあったり。
親や子に障がいがあるとき、子育てや子育ちはどうやったら幸せにできるでしょうか。
精神保健と子育て支援や児童福祉はとても重なっているのに、あまり取り上げられてこなかったのではないかと思います。

フォスターという言葉には、血縁や法的親子関係でなく育てる、養育するという意味があります。
「言葉と写真でつむぐ フォスター」のプロジェクトでは、いろいろな親子のありようを写してきました。

預ける人や、託される里親や養親だけでなく、
預けたことがあるけれど、今は生みの親が育てていることもあれば、生みの親として子どもを見守りつながっている人もいて、
形はひとつではありません。
里親だけど、自分の子がほかの人のお世話になったり、養子を託される養親に障がいがあることもあって、
障がいも子育ても、固定のフレームでは捉えられない、多様な暮らしがそこにあります。

今回、「障がい∩社会的養護」と題して、障がいと社会的養護の重なりにフォーカスします。
会場でフォスター写真展を開催し、写真に写った里親・実親・養親さん自らが語ります。
浦河べてるの家の方々も、預ける側・預かる側のフォスターとして参加しています。
フォスターと浦河べてるの家のコラボで、まぜこぜ、助け合い、共同の子育てや暮らしを考えましょう。


【プログラム】
13:00 開会の言葉 (石原孝二/東京大学)

<託される>
白井千晶(静岡大学)写真展フォスターと「障害∩社会的養護」について
江連麻紀さん(写真家) フォスター写真紹介
稲垣りつ子さん(稲垣ファミリーホーム)
熊谷晋一郎さん(小児科医、当事者研究) 親・子の発達障害・精神障害・知的障害・身体障害について
向谷地悦子さん(浦河べてるの家)・川村和子さん(浦河町の里親) ファシリテーター・向谷地生良さん(浦河べてるの家・北海道医療大学)


<託す>
齊藤益子さん(お子さんを施設と里親に預けた経験あり)
川村和子さん・石川貴洋さん(浦河べてるの家・お子さんを施設と里親に預けた経験あり) ファシリテーター・向谷地悦子さん

<子育てを語る>
稲垣りつ子さん・向谷地悦子さん・川村和子さん・齊藤益子さん

16:30閉会

※事情により、登壇者が一部変更になりました。(7月23日追記)

※本イベントは、内容の記録のため、運営にて撮影・録画・録音させていただきます。
撮影された画像は、イベント報告などのために、ホームページや報告書にて公開する可能性がありますので、ご了承の上ご参加ください。
公開にあたっては、個人が特定されない画像を利用するように配慮いたします。
また、ご本人から承諾を得て、個人が特定される画像を公開する場合もあります。(7月23日追記)


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共催:東京大学大学院総合文化研究科附属共生のための国際哲学研究センター(UTCP)
   上廣共生哲学寄付研究部門「障害と共生」プロジェクト
  :フォスター(江連麻紀・白井千晶・齋藤麻紀子)