Title: | こまば哲学カフェ【シリーズ オンライン みんなで話すアート鑑賞】終了しました |
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Date: | 7月 5日 (日) 14:00~16:00 |
Place: | Zoom開催 |
こまば哲学カフェ【シリーズ オンライン みんなで話すアート鑑賞】
世話人 川口朋美(アートコミュニケーター)
みなさんは、「アート鑑賞」という言葉からどんなイメージを持たれるでしょう?
「鑑賞」の意味を辞書で調べますと「見てわかること」というようなふわっとした説明がなされていますが、鑑賞においての「わかる」はざっくりといいますと「作品を見て感じたことからわかる」ことと「作品による知識を得ることでわかる」という2つの面をもっています。
「みんなで話すアート鑑賞」は、「知ること」のほうではなく、「感じたこと」ことを言葉にすることによって各々の見え方を共有する鑑賞です。
あるアート作品の画像を見てその絵から「何を感じたか?どんなことを考えたか?」の問いかけが、哲学カフェにおいての「問い」に代わり、自らの言葉を探りながらも他者の言葉に耳を傾けることが作品を深く鑑賞することにもなりえます。
アート作品について「知識=知ること」には答えがありますが、「感じたこと」には答えがなく、それ故に、その作品を見た誰もが自由にできる鑑賞の仕方です。
なので、「みんなで話すアート鑑賞」は、アートのことを知っている人も知らない人も同じように「感じたこと」だけを言葉にして対話をしていきます。
見たことのある、よく知っている絵でも、ほかの人との感じ方の違いや共感できる発見を聞くことにより、自分の考えていることがはっきりとしてきたり、その作品の見え方が変わってくることがあり、そういう意味でこれは「哲学カフェ」にできるんじゃない?そして、美術館に行くのは大変だけどオンラインだと気軽に参加できるんじゃない?と思って考えてみました。
第一回は「ファン・ゴッホ」の絵をみてみます。
身近で具体的なものが向いている、という哲学カフェのテーマ選びのヒントから「できるだけ多くの人が以前から知っているアーティスト」を探し、某美術館動向アンケート「5年以内にいったことのある美術展第1位」でもあるファン・ゴッホにしました。
ゴッホの作品は学校の美術の授業やテレビ番組でも取り上げられることがありますので、知っている人が多いのではないかな?と思います。
2回目以降は「さけび生みの親、ムンク」とか「オレンジとかリンゴばっか描いてた人、セザンヌ」みたいなおもしろい人として名を残した親しみが持てる画家もいいかなあ?などと思っていますが、アンケートも実施してみます。(おもしろいだけではなくムンクもセザンヌもどちらも素晴らしいアーティストですが笑)
この哲学カフェではサブテーマとして、アートが「なんだかよくわからないすごいもの」として上のほうにあるものではなく、ほかの人と一緒に見ることで意外な気づきや新しい見え方を体験して身近なものとして感じてもらえたらいいなあ、とも思っています。
第1回「ゴッホの絵をみてみましょう」
7月 5日 (日曜日) ⋅14:00~16:00
申込 定員に達しました。後日メールで当日のZoomのURLをお知らせします。先着10名、お子さんとご一緒に参加いただけます。