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Title:

【関連イベント】こまば哲学カフェ

終了しました
Date:
2018年11月23日(金)・24日(土)・25日(日)
Place:
東京大学駒場キャンパス5号館1階516教室

こまば哲学カフェ 東京大学駒場キャンパス5号館1階516教室
2018年11月23日(金)~25日(日) 入場無料

ワークショップ

11月23日(金)15:00~18:00 対話と身体~言葉とからだで対話する~

柴田 光(上智大学文学部哲学科3年)

言葉で分かることがある。からだで分かることがある。
現代を生きる我々の多くが軽視しがちな「身体」で伝える、感じるということ、すなわち身体知に焦点を当てた対話を実施します。対話で用いられるものは言語ですが、言語で表現できるものは言語という形式を通じて一つの形へと切り取られたものです。つまり、言語体系の網目だけでは拾いきれない領域があるということなのです。今回の対話では、その目の粗さの解消を目指し、身体で自然に表現されるもの、身体が明確化されない段階で知るものを大切にする、非言語コミュニケーション手段としての身体を言語と共に用いることを趣旨としています。自然な身体を重視しますので特別な身体表現の強要などありませんが、人のからだに触れる、触れられる等のワーク(手を繋ぐ程度)をを行うため、事情がおありの方はご注意ください。皆様のご参加をお待ちしております。


11月24日(土)10:00~12:00 こんな問いから哲学するつもり?―すべての問いを哲学する―

長谷川 里奈

「英語でりんごって何ていうの?」――答えは「apple」。これは、このままでは哲学の問いではなく、単なる「疑問」や「質問」でしょう。しかし、これ自体が哲学ではなくても、この疑問から哲学を「はじめる」ことは、いつだってできます。この問いは哲学的じゃないとか、単なる「疑問」だ「質問」だと決めつけて、たくさんの問いから足早に逃げ去ってしまうのは、もったいない。今心に浮かんでいる「疑問」「質問」、それがどんな形の問いでも、ちょっとだけ考えたなら、もう一歩先に進んでみることが、本当はできます。たとえば先ほどの問いの一歩先にはこんな問いを見つけることができます。「りんごは英語でappleっていうけれど、本当にりんごとappleという言葉は、同じものを意味する(できる)のか?」――問いをすぐに捨てないで、時間をとって考えはじめたら、もうそこには哲学の世界が広がっています。問い自体を深く考えなおしたり、時に問いの形やアプローチを変形させていく・・・そんな所から哲学対話をはじめませんか。


11月24日(土)13:30~15:30 東大の中心で、老いをさけぶ

本間 正己(人生カフェ)

「老い」とは何か?が中心テーマです。「老い」の反対概念である「若さ」についても考えます。若い人の参加も期待しています!
比較的オーソドックスな哲学対話のやり方でやります。チェックイン(「どんな時に老いを感じるか?」、1人1分以内)、問い出し(例:「老いによって何か得するか?」)、4人グループによる対話、全体での対話、チェックアウト(感想、おみやげとして持ち帰る問いなど)、といった感じです。
コミュニティボールなどを使って、ゆるゆると始めます。


11月25日(日)10:00~12:00 嘘をつくことは良いか悪いか?

笠井 美穂&大矢 真緒

この企画では嘘をテーマに参加者同士で話し合います。
なぜこのテーマで対話しようと思ったのか、大した理由はない。
この問いが私の個人的な体験と結びついているとか、社会的問題に関連しているとか、そういういうことでは全くない。
だから必ずしもこの問いである必要はないし、こまば哲学カフェでやる必要もない。
高校の倫理の授業でカントの道徳哲学を扱った際に、嘘をつくことは良いことか悪いことか、という議論が企画者同士で起こり、「それをそのまま企画にすれば良いじゃん」という一言でこのテーマが決まった。哲学対話をやったことがない人でもとっつきやすい問いだろうし、何より”高校生っぽい”ことが決め手だった。 
「嘘であることと事実でないことって同じ?」
「許される嘘は存在するのか?」
「嘘をつかずに生きていくことは可能なのか?」
「人を騙すことと嘘をつくことの関係は?」
「ユーモアや役者の演技は嘘?」
ぼんやりと始まったこの企画ですが、皆様のご参加をお待ちしております。


11月25日(日)13:30~16:00 <演劇×哲学対話> 演劇で現象をとらえなおす

佐々木 英子(アプライドシアター研究所)

ここでは、演劇をつかった対話を試みます。テーマも思考も表現も「今ここ」から引き出されたものをつかいます。
内側で思考するだけではなく、他者との相互作用により生じる気づきや変化も楽しみましょう。今回は、応用演劇研修生がファシリテーターを行います。さて、どんな場になることでしょうか!?お楽しみに!


終日企画
といおきば ――参加型展示とミニ対話――
こまば哲学カフェコアメンバー
この場を訪れたみなさんの「問い」を集めます。
問いを読む、問いを書く、問いを読む、問いを読まれる、ときどき、問いから語り始める。
ここにはいつでも「対話」があります。


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